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2012年2月 2日 (木)

主題 <キリストのうちにとどまっていなさい>

聖書箇所 ヨハネの手紙第一 2章 (2012年 1月15日)

今日のみことば「そこで、子どもたちよ。キリストのうちにとどまっていなさい。それは、キリストが現われるとき、私たちが信頼を持ち、その来臨のときに、御前で恥じ入るということのないためです。」(28)

 一章の後半で触れた罪の赦しについて、ヨハネはさらに詳しく説明していきます。
クリスチャンは、サタンによる罪の支配の原理から解放されている(ローマ8:2)。しかしこの肉体にある間、罪の誘惑にあい、罪を犯す可能性を持っている。しかしもし私たちが罪を犯しても、罪を告白して悔い改めるなら、神はそれを赦してもう一度神の御前に立たせてくださる(1:9)。それは私たちを含む全世界の人々の罪の赦しのために十字架にかかり、父なる神へのなだめの供え物となってくださったイエス・キリストが、今も父なる神のそばで、私たちのために弁護してくださっていることを確認するように教えられている(1-2)。
また、罪赦された者にとって、神のみことば(命令)は、神に従う人生を導く(3、4)。また、みことばを守って生きることは、実際の生活の中で実行されるくべきであることを教えられました。
 12~17節では、信仰者がどのように生きていくべきかについて勧められ、特に、信仰に生きている「父たち」と「若い者たち」に、ヨハネは警告を書き送っている(15)。ここで言われている「世」とは、「神に創られた被造物世界」や「この世界に住む人々」の意味ではなく、「神様を抜きにした世のあり方と、その全体」の意味である。つまりサタンに支配される世である。この世が関心を持つのは、「肉の欲」(自分中心、人種差別、不倫等)、「目の欲」(肉の欲への入り口となる)、「暮らし向きの自慢」(財産や学歴など)である。しかしこれらは、一時的な、過ぎ去ってしまうものである。
 18節以降2章の後半では異端について警告している。異端の働きは今日も見るものである。このような中で私たちはどうすべきかについて、ヨハネは「キリストのうちにとどまっていなさい。」(28)と繰り返し教えています。私たちが主イエスはキリスト(救い主)と告白し続け、キリストのうちにとどまり続けていくことが、主の再臨の時に恥じ入ることなく、全うできるということを示されたのでした。