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2014年6月16日 (月)

主題 <主のあわれみを顧み祈る>

聖書箇所  詩篇  66章     (2013年8月18日)

今日のみことば「ほむべきかな。神。神は、私の祈りを退けず、御恵みを私から取り去られなかった。」 (20)  

詩篇66篇全体を通して神がなされた御業を心からほめ歌い賛美している。
 特に6節では、「神は海を変えて、かわいた地とされた。人々は川の中を歩いて渡る。」とあり、出エジプトの出来事を回顧するように語られている。神の御業ということの中に、かつて奴隷状態からの救いと約束の地へと導いてくださったということを思い起こし、限りない神の恵みをたたえている。私たちもこれまでの信仰生活の歩みを振り返り、改めて神のなさってくださった御業に思いを潜め顧みることは有益である。また、このことが私たちの救いの恵みに新たに生かされていくことにつながることを思うのである。
 16~20節において、神への賛美と祈りに対しての神からの応答について歌われている。17節に「私は、この口で神を呼ばわり、この舌であがめた。」とあり、このみことばに触れるとき、改めて私たちのくちびるはいつも神への賛美で満たされているであろうかと問われていることを思う。そして、賛美とは自分への賞賛のためではなく、神へ向けられてささげられているかが問われている。18~19節に「もしも私の心にいだく不義があるなら、主は聞き入れてくださらない。しかし、確かに、神は聞き入れ、私の祈りの声を心に留められた。」とあり、主の御前で不義は問われ、悔い改めて主に祈り求めていくことこそ重要であり、そのような祈りに主は応えてくださることを覚えたい。何よりも今日、主は罪深き者であっても悔い改め、へりくだって主に祈り求めていく者にあわれみ深く、主は聞き応えてくださるお方であることに感謝し祈る者でありたい。