主題 <ナジル人の誓願を立てる場合>
聖書箇所 民数記 6章 (2012年 6月24日)
今日のみことば「男または女が、主の者として身を聖別するため特別な誓いをして、ナジル人の誓願を立てる場合」 (2)
ナジル人とは『離れたもの』『聖別された者』の意味です。神に仕えるため自分を聖別して献身する者です。ある者は一時期、ある者は一生そのように献身したのであった。
このようなナジル人は、第1にブドウのものを飲まない、食べないのです。ぶどうの木からできるものを一切食べない。これは罪の快楽に溺れないことを意味するでしょう。また、当時のイスラエルの民が置かれていた周囲の古い民族、異教の地の習慣を拒絶した生き方をすることでもあるのでしょう。
第2に、ナジル人は髪を切らない。神に仕える生涯は、人にも明らかにされるはずである。この髪を切らないという命令は、一般社会の生活と違うというよりも、自然なままで力と生気が満ちていることを示すだろう。
第3に汚れに触れぬ事である。このことは、神の聖なる奉仕をする事の意味である。
例として、サムソン(士師記13~16章)、サムエル(Ⅰサムエル記1章11節)、バプテスマのヨハネ(ルカ1章15節)などがいる。彼らは例外なく、著しい霊的覚醒のために用いられたのです。現代はここにあるようなナジル人は出てこないのであろうか。神は今も、霊的ナジル人を神は求めておられると信じるのです。
<祈り>主よ。あなたは恵みの御手をもって導かれています。あなたの命令に素直に従える者にしてください。アーメン。