主題 <あわれみの心を閉ざしてはならない>
聖書箇所 申命記 15章 (2012年 8月 8日)
今日のみことば「進んであなたの手を彼に開き、その必要としているものを十分に貸し与えなければならない。 」(8)
1~11節では、七年の終わりごとの負債の免除において、あわれみを示すよう求められている。
貧しい者に対して「心を閉じてはならない」、「手を閉じてはならない」とある(7)。私たちは、助けを必要とする人に心を閉ざしたり、物惜しみしたりしてはならない。今日、私たちはあわれみの心を閉ざしてはならない。主イエスは貧しい者にもいつも手を差し伸べられていた姿に学ばなくてはならない。
12~18節では、奴隷解放においてあわれみを示すべきことが命じられている。
貧しさのために奴隷となった者は、七年目には自由の身となることができた。奴隷の人権など認められていなかった時代において、この箇所における教えは、まさに神のご性格としてのあわれみを、充分に思い起こさせる。イスラエルは、かつてエジプトにおいて奴隷生活を強いられたことを決して忘れてはならなかった(15)。
19~23節には、初子についての教えがある。
いのちの創造者であられる神に対し、神の民は、牛や羊の雄の初子を聖別して、ささげなければならなかった。その後、そのささげ物は、主が選ぶ場所で家族と共に、主の前で食された(20)。ただし、神に対して欠陥のある初子をささげてはならないと規定されている(21)。
今日、進んで「あなたの手を開いて」((8)、あわれみの心をもって歩む一日としましょう。