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2013年7月 3日 (水)

主題 <主と全く一つになる心>

聖書箇所 歴代誌第二  16章   (2013年3月11日)

今日のみことば「主はその御目をもって、あまねく全地を見渡し、その心がご自分と全く一つになっている人々に御力をあらわしてくださるのです。あなたは、このことについて愚かなことをしました。今から、あなたは数々の戦いに巻き込まれます。」(9)

南ユダに対し、北イスラエルの王バシャは妨害行為としてラマを要塞化する(1)。そのような攻撃に対して、アサは北王国の、さらに北に位置していたアラムと同盟を結び、対処する(2、3)。この作戦は非常に良い結果をもたらす。アサは宝物をアラムの王に用意し(2)、それが受け入れられ、アラムは北王国との同盟を破棄し、その町々を打ち(4)、そのため北イスラエルは退散する(5)。アサは、北イスラエルが残した資材を利用し、ゲバとミツパという町を防御の町として建設できた(6)。この時点では、アサは一連の試練を乗り越えたかのように見えた。
 しかし、その出来事の直後、予見者ハナニがアサのもとに来て警告する。その指摘は、アラムは同盟を結ぶ相手でなく、南ユダの手の中にあるべきだったというものであり(7)、主は、心が主ご自身と一つとなっている者に御力をあらわすというものであった(9)。「その心がご自分と全く一つとなっている人々に…」は、以前のアサの信仰そのものだった(15:17参照)。しかし、この時には、彼はそうではなかった。アラムの王に渡した金銀は、かつて聖別し神殿におさめたものだった(2)。アサは神の宝物を他国の王に渡してしまった。アサは一時の勝利のために大切な拠り所とするべき主を見失ってしまった。
 私たちは主の心と全く一つとなるところにすべての最善があることを見失わない歩みをしたいと思います。