« 主題 <不信の罪> | メイン | 主題 <かつて相続した地> »

2013年7月 3日 (水)

主題 <レビ族の系図>

聖書箇所 歴代誌第一   6章  (2013年 1月31日)

今日のみことば「彼らの居住地はおのおのの地域内の宿営ごとに次のとおりである。」(54)

 6章はレビ族について記されている。その系図は大祭司の系図(1~15)、3つのレビ族(ゲルション、ケハテ、メラリ)の系図(16~30)、3つの歌うたい(へマン、アサフ、エタン)の系図(31~47)、レビ族や大祭司の働きについて(48~53)、レビ人の町についての長いリスト(54~81)が記されている。
 レビ族には、白分たちが固まって定住するような分割地は与えられなかった。なぜなら、他の諸部族分割地の中にレビ族のいるべき地があり、彼らにとって、主の祭司として仕えることが彼らの相続地だったからである(ヨシュア18:7)。
 レビ族や大祭司は主の宮で仕えることが特徴的な部族である。彼らは専ら主の宮で仕えつつも、また「レビ人の町」で生活することにより、他の諸部族が神の民としてふさわしく歩むための助けをする役割もあった。すなわち主に仕えるレビ族の姿は、直接的に宮で仕えることによって明らかにされる。それとともに、宮ではなく各部族の中の諸地域に散らされて生活する中で主に仕えるレビ族の姿勢は、諸部族がレビ族に倣い、礼拝する民としての実質を保つために重要だった。
 このように歩んだレビ族の歩みは、今日のキリスト者にとっても学ばなくてはならない姿勢を教えられるのではないだろうか。私たちも主の民として、礼拝をささげ、主の御心を求め、主に従う者として歩み、その歩みを通して主に栄光を帰す者として世にあって証しする者とならせて頂きたい。