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2013年7月 3日 (水)

主題 <主により頼む祈りによって> 

聖書箇所 歴代誌第二   14章  (2013年3月 9日)

今日のみことば「アサはその神、主に叫び求めて言った。「主よ。力の強い者を助けるのも、力のない者を助けるのも、あなたにあっては変わりはありません。私たちの神、主よ。私たちを助けてください。私たちはあなたに拠り頼み、御名によってこの大軍に当たります。」(11)

 アサ王が即位してからのイスラエルには、「平安」があった(1、6等)。安定の要因は、アサがまず偶像を取り除いたことによる(3)。王の信仰の姿勢は、王のもとにある民の間にも広がった(4、5)。最初に神に対する信仰のあり方を整えて後、王と民は町々の軍備を進めていく(7)。南ユダは繁栄するが、それはアサが行った事業の順番に、ポイントがあるのだろう。信仰という彼らの根幹の改革をまず行い、そして他国に対する軍備を整えた点から、アサの中に信仰を優先する決意が明確だったことがわかる。
 そのような信仰の王アサにも、避けることのできないクシュ人(エチオピヤ人)との戦いがあった。彼らには、南ユダの二倍近い軍事力があった(8、9)。困難の中で、アサは主に対して叫び祈った(11)。彼の祈りは、主に対して、またクシュ人に対して、自らの小ささを認め、主に対するへりくだりと信頼によって生きるという姿勢が表れている祈りであった。神の民の戦いは、信仰者白身の力で戦うものではなく、主ご自身が戦う戦いである(12、13)。アサは主との交わりを持つ者として戦い、主の勝利にあずかった。
 アサは主との深い交わりと祈りの中で前進して行ったことを覚え、私たちも主との交わりを中心とした信仰者として歩むことが出来るように祈っていきましょう。