« 主題 <あなたの重荷を主にゆだねよ> | メイン | 主題 <目をさませ> »

2014年6月16日 (月)

主題 <神の御前を歩むために>

聖書箇所  詩篇 56篇      (2013年8月 8日)
 
今日のみことば「あなたは、私のいのちを死から、まことに私の足を、つまずきから、救い出してくださいました。それは、私が、いのちの光のうちに、神の御前を歩むためでした。 」(13)

 ダビデがこの詩篇を歌った時の背景は、表題から推察できる。彼はサウル王を恐れて、ガテの王アキシュの所に逃れていたが、ペリシテ人によって見破られてしまい、捕らえられ、痛めつけられ、一日中しいたげられていた(Iサムエル21:10-15)。
 しかしダビデは、どんな苦境の中でも、神に拠り頼む道を失うことなく「私はみことばを、ほめたたえます。私は神に信頼し、何も恐れません」と告白している(3、4)。ダビデは、どうしてこのように主に信頼することができたのか。それは4節にあるように、どこまでもみことばに、自分の信仰の土台をしっかりと置こうとしていたからである(10、11)。私たちは、みことばをこのように信じ、受け取っているだろうか。私たちが神のみことばに信頼するとき、どんな苦境の中でも、神に信頼できるのである。
 次にダビデは、祈りによって、敵の攻撃に対して闘っている(7-9)。ダビデは絶望することなく、主が彼の放浪の苦しみを覚えていてくださり、また、彼の涙を皮袋にとっておいてくださると信じた。その時ダビデは、神が私の味方であると確信することができ、それゆえに、みことばをほめたたえることができたのである(10)。
 そして、この確信に到達した時の、ダビデの感謝の誓いも記されている(12、13)。ダビデは、救いは神からくること、救われた目的は神と共に歩むことであることを確認している。私たちも主の救いに感謝し、困難な時にも、主と共に歩む幸いを得させて頂けるように祈ろう。