主題 <若いころから主への信頼を学ぶ>
聖書箇所 詩篇 71篇 (2013年8月23日)
今日のみことば「神よ。あなたは、私の若いころから、私を教えてくださいました。私は今もなお、あなたの奇しいわざを告げ知らせています。 」(17)
三つの点から主への信頼について学びたいと思います。
第一に、詩人は「あなたの義によって……助け出してください」と祈っている(2)。神を信じる者は、たとえ年を取っても、神の義によって立つことができる。神の義によって私たちが助けられるとは、キリストが私たちを愛して十字架で死んでくださったことにより、私たちは義とされるということである。それは、どんなに失敗しても、キリストによって、その罪を贖われ、神の前に義とされるということであり、どんなにどん底に落ちても、その所から、主の十字架によって救い出されるということである。
第二に、彼は「年老いた時も、私を見放さないでください」と祈っている(9)。彼は5~6節で、彼が生まれた時、幼少のころから、主に抱かれて育てられたと告白している。詩人は若い頃から主を信じ、主に従い、主に仕え、神の偉大なみわざを宣べ伝えてきた伝道者、証人であつた(17)。詩人は自分の弱さ、心細さを告白しながらも、主にある幸いを喜び、なおも、主を証しする使命に心を燃やされている(18)。私たちも、どんなに年老いても、喜びと生きがいを神に求めていく者でありたい(19、20)。
第三に、詩人は常に、苦しみの中でも賛美を絶やさなかった(21-24前半、8、5)。彼は始めから終わりまで、繰り返し主をほめたたえている。それだけ深く主を知り、主の救いを覚え、主の恵みを経験していたのである。年老いて、どんな苦しみの中にあっても、彼は主を待ち望み、いよいよ切に主を賛美している。そして、主に対する証しと賛美を、次の世代、後に来るすべての者に告げ知らせるのである(18)。