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2014年6月15日 (日)

主題 <私の望み、それはあなたです>

聖書箇所  詩篇 39篇      (2013年7月22日)

今日のみことば「主よ。今、私は何を待ち望みましょう。私の望み、それはあなたです。」(7)

 詩篇39篇は詩篇38篇に続く内容で、ダビデが病に苦しみ、さらには死の危険を感じる中で歌われたものと考えられています。そのような中でダビデは自分の人生を顧みて、人の人生とは何かと問い始め、主に祈り始めていきます。
 4節に「主よ。お知らせください。私の終わり、私の齢が、どれだけなのか。私が、どんなに、はかないかを知ることができるように。」とあり、人の人生とはいかにはかないものかと告白している。この告白をしているダビデ自身が病も伴う苦しみの中で、自分の弱さを痛切に感じさせられていたと思われ、確かに私たちも病のうちにあるとき、自分の弱さを思い知らされ、そこに無気力感にさいなまれる程の絶望観の故にこの世をはかないく感じることがあるように思う。
 しかし、自らの人生を顧みて、ダビデは一つの結論に至っています。それは、むなしい人生において、唯一の望みは主であるということでした(39:7)。そして、この主を待ち望むことこそが人生のはかなさを逆転させていくこととなることを見出している。
 4~7節の間に、「知らせてください。」(39:4)、「知ることができるように。」(39:4)、「知りません。」(39:6)、と知ることの出来ない状況、知らないでいると繰り返されていることに気付く。私たちは自分の人生においてその先をすべて知りうる者ではない。そこで、人生のはかなさを嘆くのではなく、すべてをご支配されておられる主はみこころのうちに私たちを導こうとされていることをまず覚えたい。主を待ち望むことが鍵である。そして、待ち望むということは神を知り求めていく営みの中にあることを覚えたいと思います。