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2014年6月16日 (月)

主題 <自らの舌がつまづきとなってはならない>

聖書箇所  詩篇 64篇      (2013年8月16日)

今日のみことば「彼らは、おのれの舌を、みずからのつまずきとしたのです。彼らを見る者はみな、頭を振ってあざけります。 」(8)

ダビデに対する敵対者は、苦いことばで彼を責め(3)、偽りと毒を含んだことばで攻撃してきた。不安と恐怖で、ただ嘆くばかりの苦しみの中にあったダビデは、「私のいのちを守ってください」と主に嘆願した(4)。「全き人」とは、罪のない人ではなく、悔い改めて神に赦された者のことである。ダビデは、バテ・シェバとの姦淫、またその夫ウリヤを殺すという大きな罪を犯した。しかし、彼はそのことを心から神の御前に悔い改めて、神の赦しをいただいた。それなのに、ダビデの罪を絶対に赦してはならないと、悪く言い立てる者がいた。その非難と攻撃を受けて、ダビデは主にあわれみと守りを求めたのである。私たちも、重い罪を犯した人が、たとえ悔い改めても、赦さないで、苦いことばでののしることはないだろうか。
人をどこまでもさばき続ける者は、自分にも大きな罪があることを忘れている。ダビデは、神が立ち上がって解決してくださるという信仰の告白にいたった(5~6)。
ダビデは、彼らが自分の舌を、自らのつまずきとしたと言っている(8)。彼は、悪者たちが、神によって罪赦された自分を、絶対に赦してはならないと攻撃したので、自分の罪を赦してくださった神が、必ずことの真相を明らかになさるに違いないと確信した。
ダビデは、主に、悪事に凝っている敵から自分を守ってくれるようにと祈っているうちに、主による救いを確信することができた。そして、そのさばきによって、人々が神を恐れ、神のみわざを悟り、神のなさったことを告げ知らせるようになると信じた(9~10)。私たちも、主に身を避け、罪を赦してくださった主を、喜んで誇ろう。