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2011年8月10日 (水)

主題 <贖いが近づいたのです>

聖書箇所 ルカの福音書 21章   (2011年8月 1日)

今日のみことば「これらのことが起こり始めたなら、からだをまっすぐにし、頭を上に上げなさい。贖いが近づいたのです。」(28)
 主は、この世の終わりについて、終末の出来事を整理してお示しくださった。キリスト者は世界の始まりを知る者であるとともに、終わりを確信して歩む者です。それは、この世の常識をくつがえす出来事を20章~21章6節まで語ってきた事柄で、神殿滅亡にとどまりません。7節にある<これらのこと、どんな前兆>について明らかにされた。
 終末における預言は、マタイの福音書24章とマルコの福音書13章にも詳しい。この預言は、終末への心構えを教えております。終末予報のようなことではありません。ですから、興味を持つことよりも、慰めや励まし、救いの約束を知ることです。そして肉的な思いを聖別するために与えられたのです。
 一つは、終末の事実から脱線し、惑わされることがないように備えるのです(8節)。
第二に、苦しみが始まる前に、迫害、裏切り、殉教の長い時間を耐えなければなりません。
第三に、主が来られることが遅くなったり、終末がこないのではないかと失望してはいけないのです。
第四に、福音の宣教ができる機会が限られてくることを信じるのです。
28節のみことばの通りに、この終末について、目をとめておきたいことは、恐怖ではなく、確信をもって立ち上がるときです。「これらのことが起こり始めたなら、からだをまっすぐにし、頭を上に上げなさい。贖いが近づいたのです。」と示されています。
からだをまっすぐにすること
頭を上に上げること
それは、贖いが近づいたから、と励ましております。31節では、「神の国が近いと知りなさい」と明らかにしています。大きな困難とともに出現する救いの完成の日ですから、この日を心から待ち望む日々でありたいのです。 
36節に、「しかし、あなたがたは、やがて起ころうとしているこれらすべてのことからのがれ、人の子の前に立つことができるように、いつも油断せずに祈っていなさい。」と命じています。期待と信仰をもって終末を待つ一日でありたい。