主題 <聖霊があなたがたの上に臨まれる>
聖書箇所 使徒の働き 1章 (2011年8月26日)
今日のみことば「しかし、聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、わたしの証人となります。」(8)
この書を開くことは、何と心おどる予感がするでしょうか。未だ第一世紀の福音が伝えられはじめた記録なのに、何とキリスト教会の全歴史を予測して展開しているのです。教会の宣教の情熱と具体的な行動が詳細にしるされ、キリスト教二千年の方向を示しています。<エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで>とありますが、使徒の働きの歴史的な推移なのです。
それが8節にある聖霊のご計画である。お一人で天から下られたイエス・キリストは、全世界へ福音を満たすことにより神の国を実現される道を開きます。それも沢山の罪や失敗を経験した弟子たちによって行おうとされていたのです。弟子たちは、懸命に主のみことばを受け入れて応答しました。<使徒の働き>という名称ですが、実際はペテロとパウロがほとんどです。しかし、この二人の存在が聖霊の満たしを受けて出て行くことによって当時の世界中にくまなく福音を伝えることとなります。
聖霊は力を弟子たちに満たします。この力は、弟子たちが受けるにふさわしく整えられて注がれたのです。
第一に、祈りに心を一つにしていたことです(12-14)。心を合わせるとは、自我の砕かれることから始まります。人々と、いやことに主と心を一つにする人が求められております。
第二に、聖書のみことばに歩む決断です。ユダの脱落後、使徒の職務をはたすために主の導きを求めたのです。自分たちの考えに固執せず、聖書の導きを優先しました。
こうして、神が描かれた世界宣教への準備が整いました。今、私たちが現代においても変らないみこころは、二つの点を忠実に行動することです。キリストの証人として立ち上がるために、小さいと思えることから決断をしよう。