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2011年11月 3日 (木)

主題 <神の愛による圧倒的な勝利>

聖書箇所 ローマ人への手紙 8章  (2011年9月30日)

今日のみことば「しかし、私たちは、私たちを愛してくださった方によって、これらすべてのことの中にあっても、圧倒的な勝利者となるのです。」(37)

パウロは律法によって罪示されていくという罪との戦いとの葛藤に勝利していく希望を語られました。一つは、主イエス・キリストによって私たちの罪が贖われているということ(3)であり、二つ目に、神の御霊がキリストを信じる人々のうちに住んでくださることによって(9)、この地上における罪との戦いに勝利していくことが出来ることを教えられました。
特に、神の御霊と呼ばれる聖霊の働きによることを明確に示されました。私たちは、時として、激しい肉との戦いの中で、どうしたらよいのかさえ分からなくなってしまうことがないだろうか。何を祈ったら良いのかさえ分からなくなってしまうほどに弱い者である。そのようなとき、聖霊は言いようもない深いうめきをもって私たちをとりなしてくださると言われている(26~27)。
私たちが罪の現実の中でさいなまれているそのただ中でさえ、聖霊によって、私たちは主にある戦いをさせて頂いていることを改めて覚えたいと思います。そして、すべてのことを働かせて益へと変えて下さる神に信頼して歩んでいきたいと思います(28)。
パウロ自身、非常に困難な中を歩んで人でしたが、しかし、パウロはこの地上にありながらも主の栄光を仰いで望みをおいていました(18)。そのパウロがこの地上にあって、非常に強い確信をもって歩んでいたことが、31~39節に言われていることから分かります。
特に、35節「私たちをキリストの愛から引き離すのはだれですか。患難ですか、苦しみですか、迫害ですか、飢えですか、裸ですか、危険ですか、剣ですか。」とさまざまな困難の中であっても、キリストの愛から離すことはできないと言いました。(37、38)。キリストの十字架にあらわされた神の愛は何物にもまして私たちを救い、恵みへと導いていることを私たちも同様に告白する者とならせて頂きたいと思います。