主題 <町には、わたしの民がたくさんいる>
聖書箇所 使徒の働き 18章 (2011年9月12日)
今日のみことば「わたしがあなたとともにいるのだ。だれもあなたを襲って、危害を加える者はない。この町には、わたしの民がたくさんいるから。」と言われた。」(10)
パウロは地の果てまで宣教に前進します。アテネでの働きを終え、コリントでの宣教を開始しますが困難を極めたのです。しかし、神はパウロに「18:9 ある夜、主は幻によってパウロに、「恐れないで、語り続けなさい。黙ってはいけない。」と語られたのである。
どんな人でも、楽天的な態度だけでは伝道できるものではない。しかし、こうした困難の中で聞いた神の言葉こそ、伝道者を励まし、勇気づけるものである。同じところに留まらないで巡回伝道したパウロが何と一年半もの期間、腰を据えてじっくりと伝道し続けたただ一つの宣教地です。
ここで聞いた神からのメッセージは、三つの点です。「神は共におられること」「だれもあなたを襲って、危害を加える者はない。」「この町には、わたしの民がたくさんいるから。」と言われた。
この町には「わたしの民がたくさんいること」が神からの啓示であったのです。救われる人々からの招きを聞いたことなのである。
パウロはよく神からの幻を与えられている。聖霊が臨むとき、青年が幻を見る(2:17)とある。このビジョンは決して自分の願望とか、会議の決議がされたのでビジョンができたのではない。天から、上から来るものなのです。そうでないと地から出てくるものは、肉に属し、地に属し、ねたみと敵対心が働くとヤコブは警告している(ヤコブ3章)。
神から来る幻に支えられて、コリント伝道の進展を見ることができたのである。恐れないで、天からの平和を持って励まされた奉仕をした。だから気負いもなく、高ぶらず、へりくだって伝道したのである。