主題 <福音宣教のビジョン>
聖書箇所 ローマ人への手紙15章 (2011年10月 7日)
今日のみことば「それも私が、異邦人のためにキリスト・イエスの仕え人となるために、神から恵みをいただいているからです。私は神の福音をもって、祭司の務めを果たしています。それは異邦人を、聖霊によって聖なるものとされた、神に受け入れられる供え物とするためです。」(16)
12章からキリスト者としての実践について具体的に教えてきたが、この15章はそのまとめのような章である。
1~3節は、人の弱さを担うことの重要性について、それはキリストご自身にも見られたことであったと教えられています。キリストは、自分を喜ばせることを求めないで、人々の罪や弱さを担ってくださった方であることを確認したい。5~7節では、キリストにふさわしく同じ思いを持つように教えられています。さまざまな違いを理解し、受け入れ合い、共に一致していくことが重要であることを確認しました。パウロは以上のことをまとめにように確認して、なお一層聖霊の力によって前進していくことを願っていました(13)。
15章後半は、これまでのパウロ自身の福音宣教の旅を振り返り、これまでの働きに主に任じられて労してきたことに誇りをもって行ってきたことに触れ(17)、さらにはこれからのビジョンをローマ教会の信徒たちと分かち合うように書き送っています。
16節に「それも私が、異邦人のためにキリスト・イエスの仕え人となるために、神から恵みをいただいているからです。私は神の福音をもって、祭司の務めを果たしています。それは異邦人を、聖霊によって聖なるものとされた、神に受け入れられる供え物とするためです。」とパウロは語り、まさにパウロの働きは異邦人の救いのために労し続けてきたことが分かります。このようなスピリットに燃えて働いてきたパウロによって、多くの教会が建て上げられてきました。私たちの福音伝道教団の教会が建て上げられてくるに至る最初の宣教師バーネット師もこの聖書のみことばに導かれて日本へと来られたと聞いています。主の福音宣教の召しに応えて労して下さったバーネット師の働きに改めて感謝したいと思います。
この福音宣教のバトンを今度は私たちが受け継ぎ、この地に福音を伝えていく者とならせて頂きたいと思います。