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2011年12月24日 (土)

主題 <愛をもって主に仕える>

聖書箇所 へブル人への手紙 13章(2011年12月31日)

今日のみことば「ですから、私たちはキリストを通して、賛美のいけにえ、すなわち御名をたたえるくちびるの果実を、神に絶えずささげようではありませんか。」(15)

 ヘブル人への手紙の最後の章は具体的な勧めに満ちています。本章は、内容的に分割するのはむずかしいが、いくつかの具体的なテーマを見出すことはできる。
 第一は愛である。1節「兄弟愛をいつも持っていなさい。」との勧めをどのように聞くだろうか。愛している人や、親しい人たちのために祈ることはやさしいが、腹の立つ人や、自分を傷つけた人たちのためには、どのくらい祈っているだろうか。このことは、兄弟姉妹から不愉快な思いをさせられたり、心を傷つけられたりしたときも、含んでいるととらえて良いでしょう。「いつも」と言われていることに、私たち自身も応答するものでありたいと思います。
また、私たちは、教会の指導者たちを覚えることは重要である(7)。また、当然、結婚の相手を愛するべきであり、寝床を汚してはならない(4)。しかし、この兄弟愛は、所属する教会の会員や、夫婦に関してだけではないことも示している。それは、私たちは、牢につながれている人々や、苦しめられている人々をも覚えるのである(3)。また、旅人さえも親切にもてなす(2)ことに至るまで、さまざまな人々に対して愛をもって仕え、応えていくことが勧められている。今年は大きな災害に遭い、本当に困難な人が今も多くおられることを覚えなくてはならない。そして、キリスト者が示していく愛の行為はこの世の光、あかしとなることを覚えたい。
 別な視点で愛することに注意が示されている。それは、金銭を愛することである(5)。しばしば、金銭が万能のように思う。しかし、本当に必要を与え助けてくれるのは主である。そして、私たちを助けてくださるキリストは、永遠に変わることがない(8)。いつもこのキリストを通して、神に賛美のいけにえをささげる者でありたいと思います。(15)。
 最後に20節以降に、頌栄をもって結ばれている。御子キリストに栄光をお返ししていく歩みをささげて行く者でありたいと思います。