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2012年3月20日 (火)

主題 <富ませてくださるのは神のみ>

聖書箇所 創世記 14章     (2012年 3月 4日)

今日のみことば「しかし、アブラムはソドムの王に言った。「私は天と地を造られた方、いと高き神、主に誓う。 糸一本でも、くつひも一本でも、あなたの所有物から私は何一つ取らない。それは、あなたが、『アブラムを富ませたのは私だ』と言わないためだ。」 (22~23)

 アブラムはロトと分かれて後、マムレの樫の木のところに住んでいた。そこへ、ソドムの地で紛争があって逃げてきた者から、紛争の状況とロトがケドルラオメルの軍隊によって巻き込まれ、財産を奪われ、拘束されていることを聞いた(12)。
 このことを知ったアブラムは親類の者318人と共にロトの救出に出て行った。そして、アブラム一行たちはケドルラオメルの軍隊に勝利して、ロトやその家族たちの救出に成功した(16)。
 勝利をおさめ帰ってきたアブラムに対して、シャレムの王メルキゼデクはアブラムを祝福する(19~20)。しかし、それはアブラムへの賛辞のようで、しかし「神に誉れあれ。」と言われているところに、アブラムの信じる神による勝利であり、神をほめたたえていた。
 ソドムの王はアブラムに戦利品の財産を自分で取るように言われるが、アブラムはその申し出を断る。それは、自分を富ませるのは神であるということを明確に示すためであった。
 アブラムの一連の行動は大胆なものであったと言える。戦うべき時に戦い、その戦いは神にあっての戦いとして戦い、その勝利は神に栄光を帰していくというものでした。シャレム(平和)の王メルキゼデク(義の王)の前に、アブラムは戦利品の十分の一をささげた。これは神にささげるという行為としてアブラムがとった行動でした。戦いの勝敗以上に、注目したいのは神のための戦いがあり、その戦いの勝利は神に帰していくことが重要であることを、現代に生きる私たちも覚えたい。