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2012年3月20日 (火)

主題 <神の約束を信じる信仰> 

聖書箇所 創世記 15章    (2012年 3月 5日)

今日のみことば「彼は主を信じた。主はそれを彼の義と認められた。」(6)
  ケドルラオメルの軍を破り、ロト一家を救出したアブラハムはソドムの王から戦利品の財産を受け取るように言われた時、「アブラムを富ませたのは私だ。」と言わせないために、戦利品の財産を受け取らなかった。アブラムを祝福されるのは主なる神のみであることを明確にする告白であった。
 このような出来事の後に、主はアブラムに、「あなたの受ける報いは非常に大きい。」(1)と言われるが、アブラムは「神、主よ。私に何をお与えになるのですか。私にはまだ子がありません。」と言い、アブラムは随分の年齢を重ねてきたが、その子孫が与えられていないことを訴え、主からの祝福とは何かを問われた。
 そのようなアブラムに対して、神は「あなたの身から生まれ出て来る者が、あなたの跡を継がなければならない。」(4)と言われ、さらに「さあ、天を見上げなさい。」(5)と言われ、天の無数の星々を見せて「あなたの子孫はこのようになる」(5)と約束された。
 アブラムはこの一連の神の約束のことばを信じた(6)。この約束がいつ実現するかははっきりと示された訳ではなかった。しかし、それは確実な約束とアブラムは信じたのであった。実は、このようなアブラムの神に対する信じる信仰の姿勢こそが重要であり、神を信じるということはまさにこのアブラムの姿勢に学ばなくてはならない。神は、アブラムのこの全幅なる信頼、確信こそが、「彼の義と道認められた。」と言われている。
 私たちもなかなか祈っていても実現しないという中で焦り、不安に思っていることはないだろうか。実現することを待ち望む中にも、着実に神の働きがなされていることを覚えることができるように、信仰をもっとて待ち望むことができるように祈ろう。