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2012年5月10日 (木)

主題 <苦しめれば苦しめるほど> 

聖書箇所 出エジプト記 1章   (2012年 4月10日)

今日のみことば「しかし苦しめれば苦しめるほど、この民はますますふえ広がったので、人々はイスラエル人を恐れた。」(12)

 いよいよ、出エジプト記を学ぶことになります。名前のとおり、イスラエルの民族がエジプトにゆき、わずか400年間に、200万人に成長して、一民族となり出エジプトをするのです。創世記から出エジプト記までの間に、記録には見えない神のすばらしいご計画が進んでいたことに驚くのです。
 最初の場面は、苦難の物語である。人生には、思いがけない試練に見舞われる時代に生きることがままある。戦争という時代に生きることがあり、自然や原発事故の苦難もあり、家族の中に悲しみの時代もある。しかし、聖書は神を求めるときに、多くの問題の最中にも決して孤独ではないことを物語る。
 12節には『この民は、苦しめれば苦しめるほどますますふえ広がった』と記している。エジプトの繁栄と裏腹の悲惨、苦難の歩みが奴隷としての悩みがあるにもかかわらず、それが救いにつながるのです。この出来事が栄光の歴史への糸口にさえなるのです。そのときの状況が、思いもかけない世界の救済のメッセージを取り次ぐ器として用意されていたのです。見えるところによって一喜一憂せずに、常に神を求める生涯でありたい。
<祈り>主よ。今日一日も、あなたと一緒です。主にあっては、困難の時も、恵みの時代であり、救いの働きへの準備であることを教えてください。アーメン。
<祈りの課題>苦難に置かれている兄弟たちのために