主題<ああ主よ。どうか他の人を遣わしてください>
聖書箇所出エジプト記4章1~17節(2012年 4月14日)
今日のみことば「すると申し上げた。「ああ主よ。どうかほかの人を遣わしてください。」」(13)
偉大な仕事を成し遂げるモーセの、意外な面を見せられる思いです。大きな仕事をする人の中には、とても尊大で、人を人とも思わないような人物がいます。しかしモーセは違います。謙遜の限りです(民数記12:3)。
人々は私を信じないでしょう。受け入れてくれないでしょう、とだだをこねるような歯がゆいやりとりを見ます。男らしくない、神様の大いなる芝の火の中に御声を聞いただけで十分ではないか、神様が一緒に行って下さる、と約束していて下さるのではないか。 1節にある「ですが、彼等は私を信ぜず、私の声に耳を傾けないでしょう。」とあるように、モーセの声には耳を開かないでしょう。でも杖が蛇に変わる奇跡によって神を信ずるべきです。手がらい病にかかったしるしを見て、「彼等は信じるであろう」という神の言葉を受け取るべきだったと思います。モーセはさらに私は口べたです、言葉の人ではありませんと断るのです。「ああ主よ。どうか他の人を遣わして下さい」と召命にしり込みするのです。
神様が選んだモーセは間違いだったのでしょうか。いいえ、神様の目には狂いはありません。これほどまでに自分の無力さ、いたらなさを深く悟った人こそ神は用いることを学ぶべきです。今もこうしたへりくだった人を神は捜し求めています。
<祈り>主よ。すぐに自分の能力をほこりがちな私たちを戒めて下さい。