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2012年7月 2日 (月)

主題 <祝福を取り次ぐ祭司> 

聖書箇所 レビ記  9章     (2012年 5月31日)

今日のみことば「ついでモーセとアロンは会見の天幕に入り、それから出て来ると、民を祝福した。すると主の栄光が民全体に現われ、主の前から火が出て来て、祭壇の上の全焼のいけにえと脂肪とを焼き尽くしたので、民はみな、これを見て、叫び、ひれ伏した。」(23~24)
 7日間の聖別の期間が終わると、8日目には、新しく大祭司と祭司になった者の、最初の仕事が行なわれた。この時、長老たちも呼ばれた。
 まず大祭司アロンのために、いけにえが準備された。それらは、罪のためのいけにえと、全焼のいけにえであった(2)。大祭司は自分自身も罪人だったので、自分のためにもいけにえをささげることが必要だったのである(ヘブル7:27、9:7)。私たちの大祭司であられる主イエス・キリストは、ご自身が全く罪のないお方であり、また罪人の完全ないけにえとなってくださったことを改めて覚えたい。
 イスラエル人のためには、罪のためのいけにえと、全焼のいけにえと、和解のいけにえ、穀物のささげ物が準備された(3、4)。罪のためのいけにえは、罪を贖うためであり、全焼のためのいけにえは、それをささげる者が、自らのすべてを、主にささげることを意味した。和解のいけにえは、神との和解が成立し、神との交わりが許されることを象徴的に表した。
 次にアロンは、大祭司としての初仕事として、自らの罪のためのいけにえをささげた(8-14)。それによって自分の罪が聖められたので、次に民のためのいけにえをささげた(15-21)。
 それからアロンは、民に向かって両手を上げ、彼らを祝福し、さらに罪のためのいけにえと、全焼のいけにえと、和解のいけにえをささげた(22)。私たちも主の祝福を求め、取り次ぐ器にふさわしく仕える者でありと思います。