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2012年7月 2日 (月)

主題 <苦悩をもって神に訴える時>

聖書箇所 民数記 11章     (2012年 6月29日)

今日のみことば「モ-セは主に申し上げた。『なぜ、あなたはしもべを苦しめられるのでしょう。』」(11)  

 人間は何と呟きと不満が多いことでしょう。毎日の生活の中に、喜びと感謝を感じる時に比べて、何倍も不平の方が多いものです。このような人間を何十万人も連れた旅ですから、指導者モ-セの苦悩も想像を越えたものでした。
 タブエラにおける不平、呟きによるさばき(1~3)、キブロテハタアワの欲心の権化のような叫び(4~)です。
 ついには、祈り以外にモ-セの心を静めるものは無くなってしまいました。モ-セは赤心をもって、自分のうめきの中で苦悩をもって神に訴えます。「自分でとても負いきれません。私を殺してくれ」と切々と祈るのです(11~15)。なんという自殺行為のような祈りでしょうか。
 16節~20節に主の答えがある。一つは、重荷を七十人に負わせること、二つは、主が奇跡を行うと言われる。
 21~22節のモ-セの張り詰めた緊張に対し、23節の主の答えは『主の手は短いのであろうか。わたしのことばが実現するかどうか今、わかる』と。
 神は、私たちをどこまでも愛し、導かれ、心の奥底から信じられるようにされる。あらゆる状況下に摂理の御手を置かれている。

<祈り>主よ。こんな罪人に救いを与えて、あなたの民のために大きな奉仕の場に用いてくださることを感謝します。感謝しつつさせて行わせて下さい。