主題 <ひとりひとり数えて、登記した>
聖書箇所 民数記 1章 (2012年 6月19日)
今日のみことば「そこで民族ごとに、父祖の家ごとに20才以上の者の名をひとりひとり数えて、その家系を登記した。」(18)
民数記は、その名の示す通り、神の民の数を記録した書であるといっていい。出エジプトののち、イスラエルが荒野を放浪した状況を記録している。
民数とあるように民の数を数えたのは、シナイ山(1章)とモアブの草原(26章)の二回ありました。
この民の数を数えることは神の前に、ひとりひとりが覚えられ、その手に刻まれていることを意味するのである。
イスラエル人は血すじを大切にした。なぜだろうか。その血統が自分たちは神の選びの民であることをあかしするしるしであったからです。中には血筋をいい加減にしたために神の民の中に入ることができないことになったことがあるのです(エズラ記)。
私どもにとってはこれは何を意味するのでしょうか。ヨハネの福音書1章には、主イエスさまを信じて受け入れたものが神の子供となると記されています。信じた私たちには、神の子として生まれたことを登録し、自覚し、周囲の人々に神のいのちの書に名前が書き込まれていることを明かにできるのです。
この神の民のしるしをいい加減に扱ってはなりません。黙示録21:27を見てください。神の国には小羊のいのちの書に名の記された者だけが入る、とあります。
<祈り>主よ。私をあなたの民に、選び入れてくださり感謝します。