主題 <主のみことばを刻む>
聖書箇所 申命記 27章 (2012年 8月20日)
今日のみことば「それらの石の上に、このみおしえのことばすべてをはっきりと書きしるしなさい。」(8)
1~8節には、主の命令を石にどのように刻字すべきかの、手順が示されている。民は、大きな石をエバル山に立て、それらに石灰を塗り、その上にこれまで語られてきたみおしえ(律法)を書き記さなければならない。これは、耳で聞いた主の命令を、明確に記憶させるためと考えられる。さらに、自然のままの石で主のために祭壇を築き、全焼のいけにえと、和解のいけにえをささげるよう命じられた。全焼のいけにえは、全き献身を、和解のいけにえは、神との交わりを表すものである。
9~10節では、律法を教える立場の祭司によって、イスラエルの民は「主の民となった」という宣言がなされた。それと共に、律法を行ってこそ、真の神の民であるとの勧めがなされている。
11~26節においては、民を祝福するために、十二部族のうちの、レアとラケルの子孫(12)である六部族がゲリジム山に立てられ、逆にのろいのために、残りの六部族(13)がエバル山に立てられた。なお、シェケムの谷をはさんで、エバル山とゲリジム山とは、向かい合ってそびえていた。
十二の、のろわれるべき悪が、挙げられている(15-26)。これはイスラエルの部族の数である。ここに挙げられている悪は、十戒に照らし合わせると、第二戒、第五戒、第六戒とは直接関係があり、あとは十戒の適用となっている。
民は律法の遵守を、のろいのことばをもって誓い、最後に「アーメン」と言って同意を表明した。
私たちには今日、聖書のみことばが与えられている。このみことばに心に刻み、主に聞き従う者とならなければならない。