主題 <主の御業を覚えて祝う>
聖書箇所 申命記 16章 (2012年 8月 9日)
今日のみことば「アビブの月を守り、あなたの神、主に過越のいけにえをささげなさい。アビブの月に、あなたの神、主が、夜のうちに、エジプトからあなたを連れ出されたからである。」(1)
この章にはイスラエルの三大祭りの由来が示され、祭りに関する規定が書かれている。
第一は、過越の祭りで、アビブの月に守られた(1~8)。これは、神がイスラエルの民をエジプトから救い出してくださったことを覚えているためであった。この祭りは七日間守られ、この間、パン種を入れたものを食べてはならなかった。それは、急いでエジプトを脱出したためであった。このパンは悩みのパンとも呼ばれ、エジプトでの苦難を忘れないためのものであった。過越の食事は、主が選ばれた場所において調理して食べることが定められている。
第二は、七週の祭りで、大麦の初穂の束をささげる日から数えて五十日目の、一日だけの祭りであった(9~12)。これはエジプトで奴隷であったイスラエルの民を、神が解放してくださったことを記念するためであった。また穀物の収穫感謝の意味も込められていた。
第三は、仮庵の祭りで、打ち場と酒ぶねから取り入れが済んだとき、七日間守られた(13~15)。この祭りは、刈り入れが終わったその年の終わりにもたれ、収穫の喜びの時であるとともに、イスラエルの民がエジプトを脱出後、荒野をさまよったこと、仮小屋を住まいとしたことを記念している(レビ23:43)。
18~22節には、さばきつかさの任命と、さばきの規準について書かれている。21~22節には、主の祭壇のそばに、アシェラ像や石の柱を立ててはならないと、厳しく戒められている。
主のなされた御業を覚えて祝われた祭りであったが、私たちは毎週の礼拝ごとに主をあがめていきたいと思います。