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2013年1月16日 (水)

主題 <ダビデの立ち上がる備え>

聖書箇所 サムエル記第一 22章 (2012年11月 6日)

今日のみことば「私といっしょにいなさい。恐れることはない。私のいのちをねらう者は、あなたのいのちをねらう。しかし私といっしょにいれば、あなたは安全だ。」」(23)

 ダビデはアキシュのもとから離れ、アドラムの洞穴に避難した。それを聞いたダビデの家族たち、さらには、何らかの問題を抱えた者たちがダビデのもとに集まり約四百人の者が、彼と共にいるようになった(1、2)。孤独に逃亡し続けていたダビデには心強くされたかもしれない。
しかし、アドラムのほら穴に潜んでいることがサウル王に知られ、さらには祭司アヒメレクがダビデを逃亡させるのに支援したと告げる者もあって、事態は急変していくこととなってしまった。
結果的に、何も事情を知らなかったアヒメレクをはじめ祭司たちはサウル王の命令でそこにいたエドム人のドエグによって殺されてしまった。
しかしアヒメレクの息子エブヤタルは、逃れてダビデの元に行き、ダビデはその悲惨な事件について聞き、心を痛めた。
これらの一連の出来事を通して、ダビデは責任を大きく感じたことであろう。そして、これらの経験はダビデにとってこれからサウル王の次に王となる備えとなった。つまり、さまざまな問題に対処していく時に、真実を尽くしていかなくてはならないということである。自分の身を偽り続けていくときに、問題も大きくなってしまうものである。
むしろ、問題に向き合い、解決の糸口を主に求めていかなくてはならないことを教えられる。