主題 <約束を破る代償>
聖書箇所 サムエル記第二 21章 (2012年12月 6日)
今日のみことば「ダビデの時代に、三年間引き続いてききんがあった。そこでダビデが主のみこころを伺うと、主は仰せられた。「サウルとその一族に、血を流した罪がある。彼がギブオン人たちを殺したからだ。」」(21)
ダビデは飢饉が三年も続いたことの理由を主に求めたところ、サウルがギブオンの人たちを虐殺したことが原因だということがわかった。四百年も前に、ヨシュアに率いられたイスラエル人が、カナンに攻め込み、主に約束された相続地を戦い取っていた頃、遠い国から来たという。一団の人たちに、自分たちと盟約を結んでほしいと求められ、ヨシュアたちは彼らのことばを信用し、彼らを滅ぼさないと、神の御前に盟約を結んでしまった。その直後に、実は彼らはギブオンに住んでいるということがわかったのであるが、ヨシュアは誓いを変えず、彼らを滅ぼすことをしなかった(ヨシュア9:15)。その誓いがサウルによって破られ、彼らを虐殺したのである。王はこの地に対するギブオン人たちののろいを取り除くために、彼らの要求に従って、サウルの子孫七人を彼らに引き渡すことにした。苦渋に満ちた選択の結果、選ばれた七人は山上で殺され、さらされた。さらされた者の母で、サウルのそばめだったリツパは、死体に寄り付く鳥獣を昼夜分かたず追い続けた(10)。それを聞いた王は、サウルとヨナタンの骨をヤベシュ・ギルアデから取って来て、七人の骨と共に丁重に埋葬した。「その後、神はこの国の祈りに心を動かされた。」(14)
主の前に約束を果たすことをおろそかにしていないか考えよう。