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2013年1月16日 (水)

主題 <主の守りの中で>

聖書箇所 サムエル記第一 19章 (2012年11月 3日)

今日のみことば「サウルが槍でダビデを壁に突き刺そうとしたとき、ダビデはサウルから身を避けたので、サウルは槍を壁に打ちつけた。ダビデは逃げ、その夜は難をのがれた。」(10)
 ダビデは敵にではなく味方から、それも自らが家来として仕える王であり、義父でもあるサウルから、いのちを付けねらわれ、絶えず身を守ることを考えなければならない状況となってしまった。しかし、主は、繰り返しダビデに迫る危機から、いろいろな仕方で、彼を救い出された。
 第一に、親友ヨナタンのとりなしによって、危機は回避された。父がダビデを殺そうとしていると知ると、ヨナタンはいち早くダビデにそのことを告げて、ダビデの身を隠させ、父サウルには「ダビデの良いことを話し」、彼が死に値することを何一つしていないばかりか、ペリシテに対する大勝利かダビデのいのちがけの戦いの結果であることを思い起こさせ、父に、ダビデ殺害計画を思いとどまらせた(4、5)。
 第二に、妻ミカルの機転によって、ダビデは難を逃れることができた。立琴を弾いてサウルの心を静めようとしていたダビデを、またしてもサウルは槍で壁に突き剌そうとした。自宅に逃げ帰ったダビデを捕らえようと、踏み込んで来たサウルの使者たちが見たものは、寝床に置かれたテラフィムで、すでにダビデは、ミカルの手引きによって窓から逃走した後だった。
 第三に、主ご自身の直接的な介入によって、守られた。ダビデが逃げて行った先は、ラマのサムエルのところであった。そのことが王に告げられると、王はダビデを捕らえようと使者たちを遣わしたが、神の霊が彼らの上に臨み、彼らは預言した。同じことが三度繰り返された後、王自身がダビデ逮捕に赴いたが、逆に彼までも神の霊に捕らえられて、預言する羽目になった。ダビデは主のよって守られて生き延びていきました。今日、主の守りがあることを祈りましょう。