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2013年1月16日 (水)

主題 <主のさばきにまかせて>

聖書箇所 サムエル記第二  3章 (2012年11月18日)

今日のみことば「この私は油そそがれた王であるが、今はまだ力が足りない。ツェルヤの子らであるこれらの人々は、私にとっては手ごわすぎる。主が、悪を行なう者には、その悪にしたがって報いてくださるように。」」 (39)  
 将軍アブネルはイシュ・ボシェテのことばに怒り(8)、ダビデに王位が移るように宣言する(10)。そして、アブネルはダビデに会うべくやってきてダビデと盟約を結んだ。
 それを聞いた兄弟アサエルをアブネルによって殺されたヨアブは、アブネルがダビデを訪ね、盟約を結び、また安全に送り出されたと聞くと、激しくダビデに抗議し、アブネルが来たのは偵察活動のためだったと、ダビデを責めた。ヨアブは、ダビデに内緒でアブネルを連れ戻させ、彼をだまして殺してしまった。アブネルがヨアブの手によって殺されたことを知ったダビデは、ヨアブを責めた。ヨアブのしたことが主の御前に正しくなかったばかりか、このことがダビデによって画策されたこととみなされる可能性が、大いにあったからである。ダビデは、自分がこの件に全く関与していないばかりか、むしろアブネルを信任していたことを示すために、できる限りのことをした(31~34)。そのようなダビデの一連の振る舞いを見て、「全イスラエルは、その日、ネルの子アブネルを殺したのは、王から出たことではないことを知った」(37)。
 ダビデは、この時はヨアブとアビシャイの不正に報いることをしなかった。自分には、「まだ力が足りない」と考えていたからである(39)。
 ダビデは多くの血を流すことなく王位争いに対応しようとしたが、それでも憎しみが渦巻き、血が流されていたことに対して最終的には主の解決を待ち望むことにした。私たちの最終的には主のさばきにゆだねて行くことができるように備えよう。