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2013年1月16日 (水)

主題 <王ではなく、主を恐れ> 

聖書箇所 サムエル記第一 12章 (2012年10月27日)

今日のみことば「もし、あなたがたが主を恐れ、主に仕え、主の御声に聞き従い、主の命令に逆らわず、また、あなたがたも、あなたがたを治める王も、あなたがたの神、主のあとに従うなら、それで良い。」(14)

 サムエルは、サウル王の就任式に集まったイスラエルの人々に、今まさに、その歩みが始まったばかりの、「王制」という新しい体制における民のあり方について、幾つかの心得を語っている。
 主が王をお立てくださったからと言って、ただ自分たちを治める王に従っていればよいというわけではない。今まで同様、「主を恐れ、主に仕え、主の御声に従う」べきであることを、サムエルは強調した(14、15)。
 王制という恒常的な体制が整いさえしたら、すべてはうまく行くかのような民の安易な考え方を打ち破るために、サムエルは、小麦の刈り入れ時には普通見られない、雷と雨をお下しくださるように神に祈り、実際にそのようになった。「民はみな、主とサムエルを非常に恐れた。」(18)
 サムエルは、王制に移行しても、民の生き方は根本的には変わらないことを重ね重ね強調し、「心を尽くし、誠意をもって」主に仕えるようにと命じると同時に、主の御声に従うことをやめてしまうなら、王も民も滅ぼされてしまうであろうと警告した(15、24、25)。
 私たちは目に見える頼りがいのある人を見ると安易に依存してしまうことはないだろうか。どのような場合でも、主に信頼していくことを忘れてはならないことを覚えたい。