主題 <ソロモンの祈り>
聖書箇所 列王記第一 8章 (2012年12月17日)
今日のみことば「王は誓って言った。「それにしても、神ははたして地の上に住まわれるでしょうか。実に、天も、天の天も、あなたをお入れすることはできません。まして、私の建てた宮など、なおさらのことです。」(27)
この時のソロモンの祈りは有名です。ことに心をとめなくてはいけないのは、偉大な神へのソロモンの謙遜さです。
有名なソロモンの神殿、美麗な金でおおい尽くされたこの建築物も、神を入れることはできない。神はこの地上に住むようなちっぽけなお方ではない。神を入れる建物は、天も、天の天も入れることはできないと告白する。『まして、私の建てた宮など、なおさらのことです。』と。歴史に残る偉大な神殿も、神の目から見ればささいなのです。
しかし、この神殿においてささげる王や人々の祈りを聞き、罪を赦し、報いて下さり、神の名を置いて下さいと祈っている。神が隣在される神殿に置かれていたのは、神の箱ですが、そこには主の名が置かれ、主の名を呼び求める者の祈りを聞かれる。
イエス・キリストの変貌山での出来事にも相通じ(マタイ17:5~)、あのイスラエルのタボル山でも神が臨在してくださったのです。それはイエス・キリストの何より祈るクリスチャンの祝福である。
<きょうの祈り>主よ。あなたが、この私の心と祈りに耳を傾け、心を注いで下さることに深い感動を覚えます。