主題 <私におっしゃることはみないたします。>
聖書箇所 ルツ記 3章 (2012年10月14日)
今日のみことば「ルツは、しゅうとめに言った。「私におっしゃることはみないたします。」」 (5)
3章には、ルツが姑のことばに素直にしたがった事を通して、従順を学ぶところです。ルツのとった行動は、決して奇異なものではなく、あがないを求める昔ながらのやり方でした。大切な約束の土地を贖うことのためにとる行動です。このユダヤ人の習慣として行ってきたことを聞かされると、さっそく彼女はナオミのために実行するのです。なにゆえナオミのためかと言えば、4章にナオミがあがないのものを取っているからです。
さて、私どもの行動や服従はしばしば自分の得になるか否かによって決める場合が多いのですけれども、本当の服従は、だれを喜ばせるなのかを問わなくてはなりません。この動機こそ、最後まで成し遂げる力なのです。その誰かとは、神と隣人です。
神は全知です。聖なる動機も、汚れた動機もご存知です。動機までも清められたいと思う。『人がその友のために命を捨てる。これよりも大いなる愛はない。』とは、自分を失って友のためにささげる服従である。そして主イエス・キリストは、この動機で一貫していたのです。
今日は従う点にスポットをあてて考え祈ろう。
<祈り>主よ。聖書の教えに従って歩まないと自分の都合のいいように、自己免許の信仰生活に生き始めます。そうした生活に満足し、慣れてしまわないように、聖書に聞き、教会生活を大切にさせてください。