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2013年1月16日 (水)

主題 <主に伺うダビデ>

聖書箇所 サムエル記第一 23章 (2012年11月 7日)

今日のみことば「ダビデはもう一度、主に伺った。すると主は答えて言われた。「さあ、ケイラに下って行け。わたしがペリシテ人をあなたの手に渡すから。」(4)

  逃亡の身にあったダビデのもとに、ペリシテ人がケイラに攻めてきているという報を聞いた。この時、ダビデは主に伺っている(2、4)。22章までは、ダビデの主に対する信仰や、主がダビデと共におられたことの記述が多く、ダビデの個人的な主との対話は、ほとんど記されていない。しかし、この時に至って初めてダビデの積極的な行動として、「主に伺う」ことが記されている。おそらく前章に書かれている祭司一族の滅亡がダビデを大きく変えたとも見ることができる。ダビデは神に求め、神は確かに彼の求めに応えてくださった。
ダビデたちはペリシテ軍からケイラの人々を救ったが、そこを主から導かれてすぐにダビデたちは離れ逃げていった。ペリシテ人からケイラを救ったダビデを、サウルたちは攻めて封じ込めようとした。
そのような中でサウルの息子ヨナタンが来た。彼はサウルの息子ではあるが、ダビデの親友であり、「神の御名によってダビデを力づけた」(16)。真の友の励ましはダビデを勇気付けたことだったろう。
今、いっぽのところまでサウル王はダビデにせまったが、ペリシテ軍が攻めてきた知らせを聞き、結局、ダビデ討伐をやめた。でもそれは「神はダビデをサウルの手に渡さなかった」からと言われていることを確認したい(14)。神はダビデを危機から救ってくださった。同じように神は、現代の信仰者のことも、多くの危機から守ってくださるお方である。神は、ご自身を慕い求める者の祈りを確かに聞いてくださり、ご自身の「時」に、最善をなしてくださるお方であることを覚えよう。