主題 <神の手が働いている>
聖書箇所 サムエル記第一 5章 (2012年10月20日)
今日のみことば「アシュドデの人々は、この有様を見て言った。「イスラエルの神の箱を、私たちのもとにとどめておいてはならない。その神の手が私たちと、私たちの神ダゴンを、ひどいめに会わせるから。」」(7)
ペリシテ人は戦利品である神の箱を、彼らの神ダゴンの宮に運び込み、安置した(2)。しかし翌朝、彼らはダゴンが「主の箱の前に、地にうつぶせになって倒れて」いるのを見た。さらにその翌朝は、ダゴンのからだはバラバラになって倒れていたのである(3、4)。神の箱の捕獲にもかかわらず、ペリシテ人は主に勝利してはいなかった。
神の箱がたらい回しにされて運び込まれるペリシテの町々の上に、主の御手が「重くのしかかり」、人々を「腫物で打って脅かし」、「ひどいめに会わせ」、「非常な大恐慌を引き起こし」た(6、7、9)。ペリシテ人の領主たちは、わざわいが神の箱によって引き起こされているものと考え、神の箱を「もとの所に」戻すことにした。彼らは災いが、「神の手」によることを承知していたようだ(7、12)。
私たちは、異教の地にあっても主の主権的なご支配があり、力強いみわざがなされるということを、忘れてはいないことを教えてくれている出来事として覚えて行かなくてはならない。
現代の日本に生きる私たちは、異教の地に置かれているということを覚え、偽りの神々のひしめく日本においてさえ、主こそが、まことの主権者であることを思い起こし、信仰者として立っていくことができるいよに祈りましょう。