主題 <平和のために最善を尽くす>
聖書箇所 サムエル記第二 10章 (2012年11月25日)
今日のみことば「強くあれ。われわれの民のため、われわれの神の町々のために全力を尽くそう。主はみこころにかなうことをされる。」」 (12)
アモン人の王ナハシュが死に、その子のハヌンが代わって王となったとき、ダビデは「ナハシュの子ハヌンに真実を尽くそう。彼の父が私に真実を尽くしてくれたように」と考え、「家来たちを派遣して、彼の父の悔やみを言わせた」(2)。ところがハヌンは、彼らは敵の様子を偵察に来たのだとの、側近たちの警告を受け、使者たちを捕らえ、「ひげを半分そり落とし、その衣を半分に切って尻のあたりまでにし、彼らを送り返した」ということをしてきた(3、4)。使者たちの恥ずかしい姿は、王が彼らを迎えに、人を遣わさなければならないほどであった。
真実な行為に対して屈辱的な対応をしたアモン人に報いるために、王はヨアブに全軍を託して送り出した。ヨアブは、全軍を二手に分け、自らえり抜きの精鋭部隊を率いて敵に向かい、残りの者を兄弟アブシャイの手に託して敵に向かわせた。ヨアブは、戦いの形勢を見て助け合うことを兄弟と申し合わせた後、「強くあれ。われわれの神の町々のために全力を尽くそう。主はみこころにかなうことをされる」という信仰のことばで、作戦会議を締めくくった(12)。戦いはイスラエルの勝利に終わり、ヨアブは軍を引き上げてエルサレムに帰還した。ハダデエゼルはアラム諸国と協力し、イスラエルに再び挑んで来た。しかし王は全イスラエルを率いて彼らと戦い、勝利した。アラムはイスラエルと和を講じ、イスラエルのしもべとなった。
アモンに対する誠実を尽くそうとしたことが、思わぬ戦いに発展してしまったが、主にある勝利を得て講和することができた。主の導き求め平和をつくる者とならせて頂きたい。