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2013年7月 3日 (水)

主題 <ハマンの陰謀>

聖書箇所 エステル記   3章   (2013年4月26日)

今日のみことば「もしも王さま、よろしければ、彼ら(ユダヤ人)を滅ぼすようにと書いてください。私はその仕事をする者たちに銀一万タラントを量って渡します。そうして、それを王の金庫に納めさせましょう。」(9) 

 思いがけないことですが、ユダヤ人の宿敵であったアガグの子孫がペルシヤで王に次ぐ立場を得たのです。Iサムエル15章のアマレク人の王アガグの子孫といわれている。しかも王の家来たちはみな、ハマンに対してひざをかがめてひれ伏していたのである(2節)。
  一方モルデカイは、このハマンに神のような礼拝はしなかったし、できないのです。この態度が王の家来に不快となり、ハマンに憤りを感じさせたのです。その怒り方が厳しく、怒りの矛先がモルデカイだけでなく、ペルシヤにいる全ユダヤ人に及ぶこととなったのです。
 ハマンはこのために、銀一万タラントもの莫大な財宝を王に献上するのです。この額がいかにすごいかは、当時のペルシヤの全納税額の3分の2に相当したほどの金額です。もっとも、ユダヤ人を撲滅させれば、この金額に相当する以上の金品は奪い取れるのです。
 この世の子らは、神の御国の子らよりも巧みです。世的な人の方が、霊的な人よりも成功していくのです。ところがこれが、まったく逆の立場に変化するのですから、神のわざは不思議です。

<祈り>主よ。短気を起こして、立腹しやすい心を静めて下さい。
<祈りの課題>環境に支配されない信仰を