主題 <良い仕事に着手した>
聖書箇所 ネヘミヤ記 2章 (2013年4月12日)
今日のみことば「そして、私に恵みを下さった私の神の御手のことと、また、王が私に話したことばを、彼らに告げた。そこで彼らは、「さあ、再建に取りかかろう」と言って、この良い仕事に着手した。」(18)
エルサレムの惨状を聞き、とりなし祈ったネヘミヤは悲しみしおれたようになっていた(1)。そこに、王がネヘミヤに気付かい、「では、あなたは何を願うのか」と尋ねた(4)。彼の求めは、王の総督としてユダに派遣され、城壁の再建に当たること(5)、現地までの安全通行の保証(7)、城壁再建の資材を、王の管理する森林から得ることであった(8)。神のご計画の実現を妨げる危険や、それを克服する手立てが、はっきりと、主の知恵に導かれているのを感じさせられる。彼の場合、祈りと具体的な行動は、しっかりと結びついていた。エルサレムに到着してすぐの夜中、彼は現状を調べるために、こっそりとエルサレムの城壁を一周した(12、13)。それは、修復のための資材がどれぐらい必要か、人員はどこにどれぐらい必要かを知るためであった。しかし、なぜ夜中に、調査しなければならないのか。それは、サヌバラテなどのように(19)、外部に反対勢力が存在し、内部にも、彼らに通じる者の存在が予想されたからである。そんな圧力を感じながら、ネヘミヤは、主の民と共に城壁の再建を始めた。「さあ、再建に取りかかろう」(18)。この掛け声の裏に、積み重ねられた祈りと念入りな調査、準備があったことを覚えなくてはならない。
私たちも、現状を把握し、そのためにまず祈りから始めていき、主の御心を求めていくところから行動を始めていきたいと思います。