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2013年7月 3日 (水)

主題 <主の宮に仕えるレビ人>

聖書箇所 歴代誌第一   23章  (2013年2月17日)

今日のみことば「立って朝ごとに主をほめたたえ、賛美し、夕べにも同じようにすること。」 (30)  
 ダビデによる神殿建設の準備が記録されている。最初に、レビ人たちが数えられている(3)。列王記には、レビ人による準備の記録がないが、歴代誌は礼拝が重視されているがゆえに詳述されている。30才以上のレビ人が数えられた。務めのために必要な、具体的な条件を考慮しながら、彼らが整えられたことがわかる。
 レビ人たちの奉仕内容については4~5節にあるように、その全体は「主の宮の奉仕」と言える。そして28節から、彼らの役目についてさらに詳述されている。その役目は、包括的には「いけにえをささげる」ということである。神殿は本来、いけにえをささげる祭壇が中心だったことは、神殿が建てられる根拠となった経緯からも思い起こされる(21:22~28)。神殿では最初からいけにえがささげられ、特に神殿建設の準備としての使命を託されるレビ人も、いけにえをささげることが、おもな役目だった。
 レビ人たちに「主が民に安息を与えられた」とダビデは語る(25)。その表現は、カナンの地にイスラエルの民が入った後にも言われていた(ヨシュア21:44)。主はご自身の民を、約束どおり、敵を退けてカナンの地に導き入れ、とこしえまでも続く安息を与えてくださった。ダビデには臨在の神が、とこしえに神の民に安息を与えるお方であるという感謝があった。
 信仰者は救われてもなお、罪の課題を抜きに、主の御前に出ることはできない。それゆえに私たちは、礼拝者として、主イエスの犠牲を常に感謝することが大切である。この救い主への信仰と感謝が、私たちを礼拝の豊かな恵みへと導く。賛美も、みことばも、聖なるお方との交わりに私たちを導くものであることを感謝し、心からの礼拝を絶えずささげよう。