主題 <神の民としての自覚>
聖書箇所 歴代誌第一 27章 (2013年2月21日)
今日のみことば「土地を耕して畑仕事をする者たちをつかさどったのは、ケルブの子エズリ。」(26)
軍の分団長の多くはダビデの30人の勇士である。この軍の各分団の編成がくじ引きでないこと、30人の勇士が積極的にこの分団の長になる点などを見ると、この軍の働きは志願制であった可能性もある。彼らはこの奉仕を、使命感をもって果たしていた。
ここで12部族としてはほかの書にはない名前がある。17節のアロンがそうである。またガドとアシェルは本章では除外されている。歴代誌では、神の民イスラエルは第一に礼拝する民だという点が強く意識されている。最初の系図でも、レビ族やアロンの家系が大きく取り上げられている。各部族長のリストにおいても、自分たちは礼拝の民であるという自覚が表されている。
あまり目立たない場で奉仕しているとしても、彼らもまたイスラエルの民である。この25~31節までに挙がっている人名は12名である。恐らく、長であるこの12名を挙げることで王の領地で働いている人々を代表としている、という意味があろう。
本章のリストの最後に、ダビデ王の側近たちについて記されている。しかし、これらの側近中、アヒトフェル、エブヤタル、ヨアブは、後にダビデ王から離れていく(Ⅱサムエル15章)。
神殿外で仕えていく人々にも配慮され、その働きを担うように任命されていたように、今日の私たちも主の奉仕の全体を覚えつつ、その中の一つの奉仕を担う一人として主に仕えていきましょう。