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2013年7月 3日 (水)

主題 <神がもっと正確に正義と悪をさばいてくれたなら>

聖書箇所 ヨブ記  24章     (2013年5月26日)

今日のみことば「なぜ、全能者によって時が隠されていないのに、神を知る者たちがその日を見ないのか。」 (1)  

 ヨブは、なぜ神がはっきりと出てきて、黒白をつけてくださらないのだろうか。正しい者と悪人をさばく時期を定めておられるはずではないか。神を知るものたちがその日を見ないのか(1)というヨブの疑問は、私たちに共通する問いかけではないか。
 悪者が横暴に動き回っている。地境を移すとは、土地管理が十分でなかった昔の時代に、境界は石塚であった。だから容易に移動させることができた。申命記19;14などを読んでください。悪者は貧しい者を踏みつけて、羊の群れを奪い取っている。苦しみながら日々の暮らしを立てているのに、弱者の問題を平気で踏みにじる。こうした悪を神がすぐに裁いてほしいと思う。だが、神はかえってそうした悪を働く存在を繁栄させているかに思えて、ヨブは苦しむのだ。(22-23節)
 しかし、ヨブは神を信じる。彼らはしばらく繁栄しているが、まもなく正しい者への審判がなされることを伝統的な考え方から引き出している(24-25節)。こうしてヨブの苦闘を読み進むうちに、私たち自身の問題を浮き彫りにする。神を信じているが、現実の不条理に苦しむ日々において、もっと明確に神が出てくださったらいいのにと焦る。
しかし、神の時は必ずやってくる。救い主が来られた時もまた、どんなに待たされたとさえ思うが、最善の神の時であった。(ガラテヤ4;4)。
 神を知る者たちは、神の御手に信頼することを学び取る必要がある。最善な時とは、神が立ち上がられるときであるから。