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2013年7月 3日 (水)

主題 <アロンの子らたち>

聖書箇所 歴代誌第一   24章  (2013年2月18日)

今日のみことば「これは主の宮に入る彼らの奉仕のために登録された者たちで、彼らの先祖アロンがイスラエルの神、主の彼に命じられたところによって、定めたとおりである。」(19)

 23章から26章までは、神殿に仕える人々の任命について記録されており、24章は、特にアロンの家系が中心である。アロンの子らは、宮の奉仕の中で「とこしえまでも主の前に香をたき……」とあるように(23:13)、祭司の働きを負っていた。その後、大祭司はこの家系より選ばれた。
 アロンの四人の息子たちは、祭司として選ばれた。しかし、神の召しにどう応えていったかという点で、神の前に取り扱われた。息子たちのうち、ナダブとアビフは、自分たちの勝手な方法で香をたいた結果、主のさばきによって死んだ(2)。
 アロンの家系は、ナダブとアビフを失うという辛い体験をしたが、彼らの子孫は二十四組に分けられ、奉仕に当たるようになった(4~19)。それぞれの組に分かれて行う奉仕は、その後ずっと、主イエスがお生まれになる時にいたるまで、守られ継続されていた。
 歴代誌の記されたこの時代から数百年後、神殿はバビロンによって破壊された。しかし、神殿のない空白時代があっても、主イエスの時代にいたる千年近くの長い間、この働きは守られたのである。
アロンの家系には、尊い働きに選ばれたことを軽んじる者もいたが、忠実に与えられた務めを大切に果たした者もいた。主に選ばれた者として誠実に、忠実に歩むことが、現代に生きる神の民として期待されていることではないだろうか。