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2013年7月 3日 (水)

主題 <不信の罪>

聖書箇所 歴代誌第一   5章 (2013年 1月 30日)

今日のみことば「ところが、彼らは、その父祖の神に対して不信の罪を犯し、神が彼らの前からぬぐい去って滅ぼされたその地の民の神々を慕って不貞を犯した。」(25)

 5章は、約束の地に入る手前のヨルダン川東岸に土地を求めたルベン族、ガド族、マナセの半部族のリストである。
 この二部族半は、イスラエル全体がモーセに率いられて約束の地に入る手前で、家畜を養うのに適している地を求めた人々であった(民数32章)。
 二部族半のそれぞれについて、ここで繁栄したことが言われている(9、11、23)。またハガル人(アラブ系の人たち)との戦いにおいて(10、18-22)。彼らはこの戦いを、神に拠り頼んで戦うことによって勝利を得た(20-22)。彼らは神の民である自覚によって、主なる神に従う歩みをしていた。
しかし、5章の終わりにあるように、彼らは主なる神に対して不信の罪を犯し、それゆえアッシリヤに捕らえ移された(25、26)。
 二部族半の民たちは約束の地を前にして、本来与えられるものよりも手近な報いで満足してしまったかのようだった。しかし、彼ら二部族半は、結果的には神の民の中でも、最も周辺地域の敵の圧力を受け、そして真っ先に捕囚となってしまった。本来、主が与えてくださる恵みの豊かさを味わう以前の状態に留まってしまい、むしろ直面する戦いが大きくなってしまったのである。時間の経過の中で、彼らの信仰、神の民としての自覚は衰えてしまったことが伺える。
 私たちも信仰を貫く先にある神の祝福を信じ歩む者とならせて頂きたい。