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2013年7月 3日 (水)

主題 <世のものに心をとらわれて>

聖書箇所 列王記第二  16章 (2013年 1月 16日)

今日のみことば「彼は宮の中に造られていた安息日用のおおいのある道も、外側の王の出入り口も、アッシリヤの王のために主の宮から取り除いた。」(18)

 私たちは仙人ではなく、この世にあって生きている。キリストも、この世を去るに際し、『彼らをこの世から取り去ることではなく、守ってくださることです』と祈られた(ヨハネの福音書17章)。多くのキリスト者、ことに世的なキリスト者は、この世との妥協点をどこに置くのかに迷うのです。
 試練の時、王は異邦人に助けを求め、宮の中の宝物をもってお礼をしたのです。彼等はもはや、主に対する自分の信仰で守り、進むのでなく、この世の力を用いて自分を守ろうとしています。
このために、10節からの礼拝そのものまで異教的になってくる。その結果、18節のように、<安息日のための備え>もあったものではなくなったのです。
 若いキリスト者である方々は、世のものに心をとらわれてはならないと心を定めてほしい。礼拝を守り、神に奉仕することを第一にしてほしい。世との妥協点を見つけ出そうとすることは、霊的生命を奪い、後々に禍根を残すことになるのです。
神殿は本来の神との出会いの本当の用を失ってしまったのです。

<祈り>主よ。自分の繁栄と欲望を遂げるためのどんなことでもしようとする、みにくい罪をきよめて下さい。