主題 <城壁再建に関わった人々>
聖書箇所 ネヘミヤ記 3章 (2013年4月13日)
今日のみことば「こうして、大祭司エルヤシブは、その兄弟の祭司たちと、羊の門の再建に取りかかった。彼らはそれを聖別して、とびらを取りつけた。彼らはメアのやぐらまで聖別し、ハナヌエルのやぐらにまで及んだ。」(1)
3章では、城壁の修復にかかわった人々の名前が、北(1-7)、西(8-13)、南(14)、東(15-32)と、時計の反対回りの順に記述され、城壁を一回りしている。最初に挙げられているのは大祭司エルヤシブで、一族で神殿の北側を担当した(1)。工事の中核は、エルサレムとその近辺の住民である。その多くは自分たちの住居近くの区域を担当した(23、28、29等)。しかし、修復にはエルサレムの住民だけではなく、エリコ(2)、テコア(5、27)、またユダヤ総督管轄地の外の、ギブオンとミツパ (7)からの者も加わっていた。
また金細工人、香料作り(8)、レビ人(17)、商人(31)等の職業の者たち、さらには女性(12)も加わっていた。特に土木作業向きであったとは言えない人々であるが、彼らの参加は、この事業が神のみこころにかなうことであることを、イスラエル全体が理解した証拠であろう。
それぞれに自分の担当する区域(役割)があったが、自分の区域を終え、なお残る力を別の修理に向けたメレモテや(4、21)、女性ながら作業に加わったシャルムの娘たち(12) たちの思いは、自分の責任を果たすだけではなく、全体の働きは神のみこころであることを覚え、さらに全体の働きを支えていこうという姿勢があったことを思う。
共に、仕え合い、支え合うことこが主の御心を全うしていくこととなることを教えられる。