主題 <主が戦ってくださる>
聖書箇所 ネヘミヤ記 4章 (2013年4月14日)
今日のみことば「どこででも、あなたがたが角笛の鳴るのを聞いたら、私たちのところに集まって来なさい。私たちの神が私たちのために戦ってくださるのだ。」」 (20)
ネヘミヤによる城壁再建の働きは、ユダが捕囚になっている間に、その地において様々な権益を獲得した者たちにとっては、脅威となった。ネヘミヤは、城壁再建と外敵からの防衛という二つの戦いに向き合わされた。異邦の民の代表たちは、再建を中断させるために、神の民を気落ちさせることばを語った(1-3)。ネヘミヤは、このような嘲笑を買うたびに、短く祈った(4、5)。彼らのことばは、無防備に聞くならば、イスラエルの民を無気力に追いやり、働きを放棄させる力となってしまう。私たちは、人の嘲笑や課題に直面するとき、ため息に代えて、主に祈る者とされたい。ため息をついてばかりいると、無気力が民の心を支配するようになるだろう(10)。
その後、敵によることばでの嘲笑は、やがて武力行使へとエスカレートするだろう(11)。敵のことばは、城壁再建の主たる担い手である壮年男子が、その家族と離れて作業をしていることに注目し、家族の不安をかきたて、浮き足立たせることを計算していた。イスラエルの民は、働き手が家にいて、自分たちを守ることを求めた(12)。そこでネヘミヤは、まず「彼らを恐れてはならない」と語り(14)、次に具体的な対応策を示した。城壁の完成までの短い期間、家族ごとに城壁に移り、防衛に携わり(13)、彼の直属の部下は、半分は工事に、半分は防衛に当たった(16)。城壁を築く者は、武器と工具を持ち、状況に対応する。夜も武装した者がエルサレムに滞在し、敵の動きに備えた(22)。
敵の攻撃に際し、「私たちの神が私たちのために戦ってくださるのだ。」(21)と告白し、主にの助けに期待している。困難がかえって主への全幅に信頼へと成長する機会となった。