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2014年6月13日 (金)

主題 <主の御翼の陰に守られる恵み>

聖書箇所 詩篇  17章      (2013年6月30日)

今日のみことば「私を、ひとみのように見守り、御翼の陰にわたしをかくまってください。」 (8)  

 詩篇17篇の表題は「ダビデの祈り」とあり、ダビデの祈りの姿勢をよく現わしている詩篇の一つと言える。
 ダビデの祈りは必死な叫びであり(1)、心を探られ導かれることを求めていくものであったということが分かります(3)。私たちは、単純に、自分の願いばかり祈ってしまっていなだろうか。まず、神の御前にあって祈るにふさわしいものであるかどうかを問われるべきであり、自分のうちには完全さがないことを認め、むしろ公正に目を注がれ(2)、事を行なわれる主を覚えて祈ることが大切である。また、祈りをささげる一方で、神様の側からは確かに耳を傾けられ、目を注いでいてくださっていることを改めて覚えたい。
 ダビデは「御翼の陰に私をかくまってください。」(8)と祈っている。この「御翼の陰」ということばはたびたび詩篇に出てくる。詩篇57篇1節「まことに、滅びが過ぎ去るまで、私は御翼の陰に身を避けます。」とあり、ここでは滅びからの神の守り、平安について示され、詩篇61篇4節「私は、あなたの幕屋に、いつまでも住み、御翼の陰に、身を避けたいのです。」とあり、ここでは神のうちにあって永遠に交わりが与えられることを示され、詩篇63篇7節「御翼の陰で、私は喜び歌います。」とあり、ここでは喜びについて示されています。主の御翼の陰のうちにあることの幸いが描写されています。今日も鳥が羽でひなを覆い守られるように、神は私たちを愛し守ってくださっていることに感謝し、ダビデのように困難な時こそ、主に祈り求めていく者とならせて頂きたいと思います。