主題 <朝毎に祈る>
聖書箇所 詩篇 5篇 (2013年6月18日)
今日のみことば「主よ。朝明けに、私の声を聞いてください。朝明けに、私はあなたのために備えをし、見張りをいたします。」(3)
この詩篇は、苦境を訴え、解決のために立ち上がってくださいとの必死の祈りで始まり、義の行為者としての「神」を告白し、さらに主に身を避ける者へのとりなしの祈りへと進み、最後には深い確信のことばとなっていく。
この詩篇からダビデは、朝早く祈ることを常としていたことが伺える。それは、神の御前で、これから始まる一日の歩み方を整えていただくためであり、様々な問題に対する、霊的備えをしていただくためであったことが分かる(3)。
神が忌み嫌われるのは、誇り高ぶる者、不法を行うすべての者、偽りを言う者、血を流す者と欺く者である(5、6)。彼らは強く勇ましい生き方をしているように見えるかもしれないが、決して神の御前に立つことはできず、神に退けられる者たちである。特に、彼らの口、のど、舌は害毒をまき散らし、その原因は、心そのものにある(9)。彼らは、ダビデにうめきを与え、叫びを与えている張本人であろうが、ダビデは、神が彼らに対して正しいさばきを行われることを信じ(10)、神の豊かな恵みを確信し、神への畏敬を忘れることなく、神の御前にひれ伏している(7)。
また、ダビデは、自分のことだけではなく、自分と同じような状況にいる者たちのことも思いつつ、主に身を避ける者がみな、祝福を得るようにと祈っている(12)。ダビデを含めたそのような者たちに、神がなさることは、大きな確かな愛で取り囲んでくださるということを覚えたい(12)。