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2014年6月13日 (金)

主題 <栄光の王>

聖書箇所 詩篇  24章      (2013年7月 7日)

今日のみことば「その栄光の王とはだれか。万軍の主。これぞ栄光の王」 (10)  

 詩篇24篇は、契約の箱をオベデ・エドムの家から運び出して、ダビデがシオンに立てた王宮に安置する際に歌われたものと考えられている(Ⅱサムエル6:12-19参照)。ダビデが契約の箱をオベデ・エドムから運び上る時、六歩進む度に、いけにえをささげ、ダビデ自身は力の限り主の前で踊りながら運び上っていった。それを見て、サウルの娘ミカルはダビデをさげすんだだが、ダビデは人の目に卑しく見られても、契約の箱を運び入れることのできた喜び、感謝を全イスラエルの民と共有することを望んでいたことがサムエル記に記されている。
このような背景があったことを踏まえて、詩篇24篇を見ていくとき、中心的に示されていることは、この世界は主のものであり、栄光に満ちた神をほめたたえている点にある。
 詩篇24篇1~2節において、天地万物を造られた創造主、今も主の御支配のうちにあることがまず賛美されている。ダビデはその神の箱を運び上るということは非常に畏れ多いことであったことを覚えて賛美をささげている。そして、詩篇24篇7~10節では、7節と9節、8節と10節の繰り返しの並行した賛美をもって、栄光の王が来られること、その栄光の王とは力ある主、万軍の主であることが示されました。これまで、ダビデはエブス人らを戦いに打ち破って勝利してきたが、この勝利をもたらしてくださった神をほめたたえて、神に栄光を帰しこの詩篇の賛美をささげたのでした。
 今日、「栄光の王」とは、すべてに勝利された復活の主イエス・キリストであることを覚え、ダビデのように、私たちも主に力の限り、とこしえに賛美をささげる者でありたいと願います。