主題 <地に住み、誠実を養え>
聖書箇所 詩篇 37篇 (2013年7月20日)
今日のみことば「主に信頼して善を行なえ。地に住み、誠実を養え。主をおのれの喜びとせよ。主はあなたの心の願いをかなえてくださる。」(3-4)
ダビデにとっては、なぜ悪を行う者が栄えるのかということは、大きな疑問であった。今日でも、悪を行いながら権力の座に着いている者は多い。この詩は、そのような疑問に対する解答を与えている。
この世界を見渡すと、確かに悪を行う者が栄え、安楽な生活を送っているように見える。しかしそのようなことは昔からあったことであり、驚くべきことではない。ダビデはそのような悪人たちに対して腹を立てないように、ねたまないようにと勧める(1、7、8)。なぜなら神の御前に悪を行う者たちの繁栄は一時的であり、やがて彼らは必ず滅びるからだ(2、9、10等)。
神を信じる者は、彼らによって煩わされる必要はない。私たちのするべきことは何か。主に信頼して、善を行うこと(3)。主をおのれの喜びとすること(4)。自分の道を主にゆだね(5)、主の前に静まり、耐え忍んで主を待つことである(7)。神を信じる者はたとえ貧しくても、やがては地を受け継ぐようになり、永遠に続く豊かな恵みを受ける(11、18、22、29、34)。
悪を行う者は一般的には短命であり、彼らには恐ろしい運命が待ち受けている(22、34-36、38)。我々は、長い尺度で人生設計をするべきである。主は正しい者の歩みを確かなものとしてくださり(23)、たとえ一時的に悪者に捕らえられても、必ず助け出してくださる(39-40)。
今日、罪人の栄えるように見える地にあっても、主に信頼し、誠実に生きることが出来るように祈ろう。